【実録インタビュー】塗装業界の「手抜き工事」の実態!プロの職人が明かす驚きのごまかし事例と業者選びのポイント
「塗ってしまえばわからない」塗装業界の裏側
塗装工事は完成後、表面上はきれいに見えるため、一般の人には見極めが難しいものです。しかし、プロの職人が見れば一目瞭然な「手抜き工事」が実は数多く存在します。
今回、現役の職人さんにインタビューし、実際に目撃した驚きのごまかし作業について語ってもらいました。
衝撃の手抜き事例「下塗りと上塗りを混ぜて一度に塗装」
職人さんが最もインパクトがあったと語ったのが、あるマンション現場での事例です。
「SK化研のミラクシーラー(下塗り材)と水性シリコン塗料(上塗り材)を一緒に混ぜ、一回で仕上げる作業をしている業者を目撃しました。本来別々に塗装すべき工程を省略しているため、耐久性が著しく低下します。」
このような手抜き工事が行われる背景には、「施工スピードの重視」と「材料費の削減」があります。しかし、短期的なコスト削減が将来的には大きなリスクにつながる可能性があります。
現場監督の役割と実態
このような手抜き作業がなぜ許されてしまうのでしょうか?そのカギを握るのが「現場監督」の存在です。インタビューでは、以下の問題点が浮き彫りになりました。
- 現場監督が施工を十分に理解していない
- 監督の訪問頻度が低く、管理が不十分
- マンションや大規模現場では、工期短縮のため現場監督が意図的に黙認するケースも
職人さん曰く、
「叩き上げの職人出身の現場監督は約半数くらい。経験不足の監督は材料や工程への理解が浅いため、手抜きを見抜けないことが多いですね。」
一般住宅の塗装工事でも注意が必要
マンションに限らず、一般の戸建て住宅でも現場監督のチェックが甘いことがあります。監督が現場に来るのは「2週間に1回程度」が多く、表面的なチェックのみで手抜き工事を見抜くことは困難です。
職人さんからのアドバイスとしては、
「一般住宅の塗装では、現場監督が頻繁に訪れるかどうか、また監督自身が現場経験を豊富に持っているかを確認することが重要です。現場監督が『たたき上げ』の職人経験者であれば、手抜きが起きるリスクは低くなります。」
信頼できる塗装業者を選ぶためのポイント
最後に、信頼できる業者選びのポイントをまとめました。
- 現場監督の経験と実績を確認する
- 職人経験が豊富な監督がいるかどうか
- 施工中の現場訪問頻度を確認する
- 頻繁に現場を訪れる業者の方が品質管理がしっかりしています。
- 工期や価格だけで業者を決めない
- 安価や短期間での工事をアピールする業者は要注意
塗装工事は表面だけでは判断できません。しっかりとした品質を得るためには、信頼できる監督や業者を選ぶことが重要です。ぜひ、この情報を参考に安心できる塗装工事を実現してください。
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