【現場リポート】丸柱の木部塗装|靱性塗料で動きに追従する長持ち塗装

今回の現場は、玄関まわりに設置された木製の丸柱。家の印象を左右する大切な部位であるため、見た目の美しさと長持ちする耐久性の両立を目指して施工を行いました。


■今日の作業内容

本日は、靱性(じんせい)の高い塗料を使用して、木部の動き(伸縮や反り)に追従する仕上がりを意識した塗装を行いました。

また、周囲に植えられた百日紅(サルスベリ)との調和を意識し、素材の色味に近い自然な色合いでの仕上げに。

ただ塗るだけではなく、家全体の調和と長期的な保護を考えた一手間が、この現場のポイントです。


■プロが感じた学び・豆知識

木部やサイディング材は、地面や基礎からの“水分の吸い上げ”に注意が必要です。

この吸い上げによって塗膜が早期に剥がれたり、カビや腐食が起こるリスクがあります。

見えない場所だからこそ、下端処理や適切な下地づくりが大切。

塗装前の対策としては、

  • 下端のしっかりとした塗り込み
  • 通気性の確保
  • 防腐処理の徹底

などが効果的です。


■施主さまとのやりとり

今回、施主さまからの具体的なご質問はありませんでしたが、

「最後までありがとう。頑張ってね」

という嬉しいお言葉をいただきました。

職人として、こうした言葉は大きな励みになります。


■職人からのひとことアドバイス

「特別なアドバイスはないけれど、毎日の作業から得られる気づきが、結果として良い仕事につながる。」

そんな思いで現場に向き合っています。

地道な積み重ねが、信頼と品質をつくります。


■まとめ

  • 靱性のある塗料を使うことで、木部の動きにも対応できる長持ち塗装に
  • 周囲の景観と調和する色選びも重要な仕上がりのポイント
  • 木部やサイディングの吸い上げ現象対策が塗装の寿命を左右する

建物を守る塗装には、見えないところへの気配りと素材への理解が欠かせません。

外壁・木部の塗り替えをご検討中の方は、ぜひご相談ください。

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