塗装のプロが解説!サーフ・フィラーの使い方と冬場の施工リスク

1. サーフ・フィラーはなぜ重要なのか?

塗装工事の品質を左右するのが下地処理です。特にサーフェーサー(サーフ)やフィラーは、表面を滑らかにし、塗料の吸い込みを防ぐ役割を持ちます。しかし、これらの材料の使い方や気温の影響を理解していないと、仕上がりに大きな問題が発生することも。

本記事では、サーフやフィラーのメリット・デメリット、冬場の施工時に注意すべきポイントを解説します。

2. サーフとフィラーの違いとは?

サーフの特徴

✅ 表面の凹凸を埋めることで滑らかな仕上がりにする
✅ 吸い込みを抑え、塗膜の安定性を向上させる
✅ 仕上がりの美観を向上させる

デメリット

  • 浸透性がないため、下地との密着力に不安が残る
  • シーラーを先に塗らないと、剥離リスクが高まる

フィラーの特徴

✅ クラック(ひび割れ)を埋めることができる
✅ 厚塗りが可能で、凹凸の大きい下地でも対応できる
✅ サーフよりも下地の補修効果が高い

デメリット

  • 粘度が高く、施工が難しい
  • 乾燥時間が長く、冬場はさらに遅れる

3. 冬場の塗装工事に潜むリスク

低温時の施工で起こる問題

塗膜の密着不良

  • 気温が5℃以下では塗膜が完全に硬化せず、剥離リスクが高まる
  • 雪や霜が付着すると、塗膜が浮く原因になる

乾燥時間の大幅な遅延

  • 特にフィラーは乾燥に時間がかかり、低温だと硬化不良を起こす
  • 翌日の塗装工程に影響を与える

冬の朝は施工に適さない

  • 気温が低い朝8時〜9時は、塗料の定着が不安定
  • 施工は日中の温かい時間帯にずらすのがベスト

対策:冬場の塗装工事を成功させるポイント

シーラーをしっかり入れる
日中の気温が5℃以上になる時間に施工する
風の影響を避け、塗料が飛ばないように対策する

4. 春の塗装工事の課題:風と花粉

春の強風によるトラブル

  • 吹き付け塗装では塗料が飛散し、近隣トラブルの原因に
  • ローラーや刷毛塗りでもホコリや砂が付着しやすい

対策

  • 飛散防止ネットをしっかり固定する
  • 風が強い日は施工を控える、または早朝や夕方に調整する

花粉・黄砂の影響

  • 外壁や屋根の塗膜に付着し、ザラついた仕上がりに
  • 施工後の仕上げ拭きが必要になる

対策

  • 施工前の洗浄を徹底し、下地の清潔を保つ
  • 乾燥時間をしっかり確保し、塗膜の安定化を図る

5. まとめ:適切な施工で高品質な仕上がりを

塗装工事は気温・湿度・風の影響を大きく受けます。特に冬場や春先は、適切な材料選びと施工タイミングが重要になります。

塗装工事の成功ポイント

サーフ・フィラーは適材適所で使い分ける
冬場は低温時の施工を避け、十分な乾燥時間を確保する
春の強風や花粉対策を万全にし、仕上がりを向上させる


クリエイトイサジでは、

  • 気温や湿度に応じた最適な施工
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