「【塗装のプロが暴露】現場で見たダメな業者と正しい施工の見極め方」

1. 現場で見かけた「ありえない」施工ミスとは?

塗装工事では、手抜き工事や知識不足による施工ミスが後々の大きなトラブルにつながることがあります。今回は、実際の現場で見かけた驚くべき施工ミスを紹介し、それらを回避するためのポイントを解説します。

2. サビ止めが入っていない!

問題点

  • 施工業者がサビ止めを適用せずに塗装を行い、塗膜が短期間で剥がれるケース。
  • 下地処理が不十分で、塗装後すぐに錆びが発生。

回避策

  • 見積もり時に「サビ止め塗装を行いますか?」と確認する。
  • 施工中に錆止め処理が施されているかをチェックする。

3. 塩ビ被覆に溶剤塗装!

問題点

  • 塩ビ被覆された素材に対して、適切な下塗り材を使用せずに塗装したため、密着不良が発生。
  • トヨタホームなどの住宅メーカーでは、塩ビ被覆を使用しているケースが多いため、特に注意が必要。

回避策

  • 塩ビプライマーや専用の下塗り材を使用する。
  • 事前にメーカー指定の施工方法を確認する。
  • 見積もり時に「塩ビ被覆に適した塗装をしていますか?」と業者に質問する。

4. 乾燥時間を守らない業者

問題点

  • 冬場や気温の低い時期に、塗料の乾燥時間を短縮してしまう。
  • メーカーの推奨乾燥時間を無視し、塗装の密着不良や剥がれの原因に。

回避策

  • 「乾燥時間は適切に確保されますか?」と確認。
  • 特に寒い時期の施工では、午前中や気温が上がる時間帯に施工するよう配慮する。

5. 下塗り材と中塗り材を混ぜて使用!?

問題点

  • 下塗りと中塗りを一度に済ませるために、材料を混ぜて使用。
  • 密着性が悪く、耐久性が低下。

回避策

  • 業者に「下塗り・中塗り・上塗りの工程は分けて施工されますか?」と確認。
  • 事前に指定の材料と施工方法を説明してもらう。

6. シリコンコーキングの上に塗装!?

問題点

  • シリコンコーキングの上に塗料を直接塗布し、密着不良を引き起こす。
  • 塗膜がすぐに剥がれるため、見た目が悪くなる。

回避策

  • シリコン専用のバインダーやプライマーを使用。
  • 事前に「コーキング部分の処理方法は?」と確認。

7. まとめ:良い業者を見極めるポイント

塗装業者を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  1. サビ止め塗装を確実に行うか?
  2. 塩ビ被覆の素材に適した施工方法を知っているか?
  3. 冬場の施工で乾燥時間を適切に確保しているか?
  4. 工程ごとに適切な塗料を使用しているか?
  5. シリコンコーキングの上に適切な処理をしているか?

これらのポイントを見積もり時に確認し、信頼できる業者を選びましょう。


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