失敗しない外壁塗装|現場職人のごまかし手口と優良業者の見極め方法

外壁塗装を依頼する際、多くの方が不安を抱えるのが「手抜き工事」や「職人のごまかし」です。残念ながら業界では一部の職人による不正な手口が存在しています。本記事では実際の現場で見聞きした職人によるごまかしの手口を具体的に紹介し、優良な業者を見極める方法をプロ目線でお伝えします。

実際にあった驚きのごまかし事例

① 下塗りと上塗りを混ぜて塗る

外壁塗装の基本工程は、「下塗り → 中塗り → 上塗り」の3回塗りが原則です。しかし、驚くことに「下塗りと上塗り塗料を混ぜて一回で塗装する」という職人がいます。これは完全な手抜きであり、塗料本来の性能を発揮できず、数年で塗膜が劣化する原因となります。

② 養生を省略・簡略化する

養生は塗料が他の部分に飛散しないように保護する大切な工程です。しかし、天板など見えにくい部分を養生せず、周囲をそのまま塗装してしまうケースも。一般の方が気づくことは難しく、塗料が意図しない箇所に付着してしまうことがあります。

③ 中塗りを省いて上塗りだけ塗る

「中塗りをせず、上塗りを2回やったことにしてしまう」ケースもあります。外見上わかりにくく、現場監督や依頼主が気付かないことも多いのが特徴です。

優良業者を見極めるためのチェックポイント

① 塗料缶の確認

現場に届いた塗料缶を確認し、実際に使用した缶の数を写真で残す業者は信頼できます。現場監督が頻繁に来て写真撮影を行う業者ほど透明性が高いです。

② 養生の丁寧さ

養生を丁寧に行っている業者は細かな部分にも配慮が行き届いています。特に細かい箇所や見えにくい部分をしっかり確認しましょう。

③ 計量器(はかり)の使用状況

塗料を希釈する際に「計量器」を使う業者は信頼性が高いです。デジタルスケールを現場で実際に使用しているか確認するとよいでしょう。

現場監督の頻度と質も重要

現場監督がどれくらいの頻度で現場を訪れているか、経験のある監督かどうかも業者の信頼性に直結します。3日に1回程度監督が訪れる業者は質の管理が徹底しています。逆に2週間に1回や経験の浅い監督しか来ない場合は注意が必要です。

将来はデジタル化による透明性向上へ

今後はデジタルスケールとBluetoothを使い、塗料の使用量や希釈率をリアルタイムで記録し、透明性を高めるサービスが登場する可能性があります。こうした新しい技術を積極的に取り入れる業者を選ぶことも品質保証につながります。

まとめ

外壁塗装で失敗しないためには、職人が行う手抜きやごまかしの手口を知り、見積もり段階でしっかりと業者を見極めることが重要です。養生の丁寧さ、塗料の計量管理、現場監督の頻度などを確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。

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