「ねえ、知っているかな。この見積書の中で、足場の工事費が少し高すぎるんだよ。通常はもっと安いはずなんだ。」
「ほんとうに?でも、どうして足場が高すぎるの?」
「ふむ、この見積書では足場の単価が1000円とネットが130円で合わせて1130円になっているんだ。でも実際には、愛知県であれば550円程度で足場を組むことができる業者もあるんだよ。」
「それは高いね。他に何か気になることはあるの?」
「ええ、それとこの屋根の塗料選びがちょっと問題だよ。一般的には屋根は外壁よりも紫外線が直接当たるため、劣化しやすいんだ。だから、屋根には耐久性の良い塗料を使うべきなんだ。」
「そうなんだ。でも、どうしてこの見積書は問題があるの?」
「この見積書に書かれている塗料の耐用年数が6年から8年しかないからだよ。これだと、すぐに塗り替えが必要になってしまうんだ。だから、屋根にはより長持ちする良質な塗料を使うべきなんだよ。」
「なるほど、それなら確かに問題だね。何か他にもあるの?」
「その他にも、雨どいや水切り、シャッターボックス等の見積もりが一式でまとめられているのも問題だね。これらは具体的にどんな材料が必要で、それぞれどのくらい費用がかかるのかを知ることが大切だから、業者に詳しく記載してもらうように頼むべきだよ。」
「わかった、たくさんのポイントをチェックしないといけないんだね。ありがとう、博士!」
「いいえ、いい質問をしてくれてありがとう。ちゃんと理解して、建物のメンテナンスに役立ててね!」
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